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基本的に、論語に掲載されている長文は、後世の加筆であることは前回までに立証した。 それでは、短い分は孔子の発言を直接書き留めたものかというと、そうでもない。 論語には文章の長い短いに関係なく、後世の加筆が大いにある。 どれが孔子の本当の発言なのかを見分ける眼力が必要となるが、では、見分け方はあるのか? ある。 すなわち、 「論語は、オリジナルの部分と、加筆の部分に分けることが出来る」 そのヒントを与えてくれるのが、各編の題名である。 筆者が、論語の「著者」が如何に聡明か、感に堪えなかったのはその題名のつけ方の巧妙さにある。 そう、「各編の題は、偶然に冒頭の2乃至3文字を取ったものなのか」ということが疑問になる。 (続く) 追記 本ブログは「春秋編」及び「孔子・弟子・家族編」の姉妹編である。併せてご愛読頂ければ幸いである。
by 2-shikou
| 2007-11-11 19:49
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