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おそらく、為政編に載せるべき箇所は、今後も出てくると思われますが、先に進みます。 今回から「八佾編」です。 本編は編名そのものから、曾子及び孟子一派の手になるものです。 それは、第一節から分かります。最初から馬脚を現しているのです。 では、早速検討に入りましょう。 「孔子謂季氏、八佾舞於庭、是可忍也、孰不可忍也、」 (孔子、季氏を謂(のたま)わく、八佾、庭(てい)に舞わす、是れをも忍ぶべくんば、孰(いず)れをか忍ぶべからざらん。) 孔子が季孫子の内臣であったことを考慮しなくとも、つまり、孔子は季孫子を批判できる立場にないことを踏まえなくとも、この一節が嘘で、後の改竄であることは、すぐに見破れます。 その前に、 季孫子が「八佾舞於庭」のは事実か。事実ならば何時の事件なのか。誰の邸宅の庭なのか。何故、「八佾舞於庭」たのか。 最低でも、これだけの質問に答える必要があります。 まず、季孫子が「八佾舞於庭」のは事実か。答え、事実です。 (続く) 追記 真説「春秋」、真説「論語」、並びに真説「孔子」を、故宮崎市定先生に捧げます。
by 2-shikou
| 2008-02-26 20:00
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