「季氏旅於泰山」の一文からは、数多くのことが得られます。 まず、季孫子の当主が魯の君主として即位したこと。 その時の季孫子の内臣団長は冄有と言うこと。 孔子の即位の事実を知っていると言うこと です。 逆に真実でないのは、 孔子が「季氏旅於泰山」に異議を唱え、冄有に食って掛かったと言うことです。孔子は季孫子の内臣団の一員ですから、反対できる立場にありません。 むしろ、その学識が買われ、即位の儀礼の監修にあたったと考える方が妥当です。 孔子に全く逆の発言をさせる曾子一派、罪は重いです。 (続く) 追記 真説「春秋」、真説「論語」、並びに真説「孔子」を、故宮崎市定先生に捧げます。
by 2-shikou
| 2008-03-13 21:54
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