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「子入大廟、毎事問、或曰、孰謂鄒人之知禮乎、入大廟、毎事問、子聞之曰、是禮也、」 では、この一文は、論語の原本のどこにあるべきなのでしょうか。 八佾編そのものが、後世の作である以上、別の所から移されたと考えるのが妥当です。 その本来の在処とはと言いますと、学而編、里仁編、述而編などが有力候補に挙げられますが、述而編が最有力と考えられます。 「述懐」と言う言葉ありますように、基本的に述べるは「過去」に関係します。 とすると、この若かりし頃の孔子を活写した一文は、述而編に含まれると考えるのが、最も妥当です。 (続く) 追記 真説「春秋」、真説「論語」、並びに真説「孔子」を、故宮崎市定先生に捧げます。
by 2-shikou
| 2008-04-27 16:41
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