|
「子曰、關雎、樂而不淫、哀而不傷、」 この一節が仮に孔子の発言だとしても、論語の原本に掲載されていないと思われます。 この一文は、詩経の關雎について、孔子が解釈を加えたものですが、それなら詩経の「伝」として残せば良いものです。 少なくとも、論語に掲載する筋合いのものではない。 ご存知の通り、原本の論語は、極めて論理性が高く、全体的にも整合が取れていて、内容に齟齬がありません。 そこに、学校の先生の講釈を書き写したような箇所があっても、不自然なだけです。 従って、孔子の肉声かどうかは別として、論語には載せるべきでない内容と判断します。 次が重要。あの宰我が登場します。 (続く) 追記 真説「春秋」、真説「論語」、並びに真説「孔子」を、故宮崎市定先生に捧げます。
by 2-shikou
| 2008-05-16 14:29
|
ファン申請 |
||