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「儀封人請見、曰、君子之至於斯也、吾未嘗不得見也、從者見之、出曰、二三子何患者於喪乎、天下之無道也久矣、天將以夫子爲木鐸、」 最後の木鐸は、「社会の木鐸」と言う用語の原典です。 この一節は人口に膾炙していますが、残念ながら後世の創作です。 馬鹿らしいほどの初歩的ミスをしています。 「喪」で贋作だと自ら白状しました。 「喪」は宮崎先生によると、「家や位を失うこと」。 封人は今で言う税関職人。 見知らぬ人物が集団で国境に来たので、職務質問した訳です。 その質問で、孔子は自ら「家や位を失うこと」身の上であると述べたことになります。 その上で少し話をして、税関職員に相手が「社会の木鐸」になりうる人物か分かるものですか。 ところで、この一節は何故挿入されたのでしょうか。 答えは「孔子=水戸黄門」説で解き明かすことが出来ます。 (続く) 追記 真説「春秋」、真説「論語」、並びに真説「孔子」を、故宮崎市定先生に捧げます。
by 2-shikou
| 2008-07-01 07:57
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