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前回、仮にではあるが論語の題名を、「論語成立当初からあった題名」と、「後世の人物が新たに加えた題名」に分類してみた。 繰り返しになるが、結果はこうなる。 成立当初から存在した巻名: 「学而」 「爲政」 「里仁」 「雍也」 「述而」 「先進」 「子路」 「季子」 「陽貨」(?) 後世に新たに創作された巻名: 「八佾」 「公冶長」 「泰伯」 「子罕」(?) 「顔淵」 「憲問」(?) 「衛靈公」 「微子」 「子張」 「尭曰」 成立時期はかなり古いが、本来の論語の著者とは別系統の可能性がある巻名: 「郷黨」 (?)は、確定するには検討が必要な章であることを表している。 ややこしいことに、巻名は当初からあったとしても、中身の一部は構成の加筆であったり、逆に後世の別人が創作した巻名であっても、その中に孔子の言動をそのまま写した一説もある。 では、これからは、個々に検討することにしたい。 (続く) 追記 本ブログは「春秋編」及び「孔子・弟子・家族編」の姉妹編である。併せてご愛読頂ければ幸いである。
by 2-shikou
| 2007-11-15 21:00
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