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逆に、現行の論語から削除した文を以下に記す。 同じく、白文と拙訳を載せる。 「子曰、巧言令色、鮮矣仁、」 訳 「お世辞を言いやがって。揉み手している様が見て取れる様だ。そんな輩に限って中身が無いんだ」 前節の有子の発言をみて、思わず曾子が吐いた言葉。敵愾心満々である。仮に孔子の言葉としても、論語に載せるだけの価値ある言葉か疑問。 以下、特に説明がない時は、曾子及び、孟子を含めたその一派と理解されたい。 「曾子曰、吾日三省吾身、爲人謀而忠乎、與朋友交言而不信乎、傳不習乎」 同上。 「子曰、道千乘之國、敬事而信、節用而愛人、使民以時、 」 内容から判断し、為政編に移す。文章そのものは論語原本に記載されていた。 「曾子曰、愼終追遠、民徳歸厚矣」 同上 「子禽問於子貢曰、夫子至於是邦也、必聞其政、求之與、抑與之與、子貢曰、夫子温良恭儉譲以得之、夫子之求之也、其諸異乎人之求之與、」 子貢への露骨な誹謗。 「子曰、不患人之不己知、患己不知人也、」 誰かは判定できないが、後世の加筆。 (続く) 追記 「春秋の風 論語の心 孔子の生」の「春秋編」、「論語編」、「孔子・弟子・家族編」を、宮崎市定先生に捧げる。
by 2-shikou
| 2008-01-03 00:24
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