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魯公の内臣団長を務める宰我ですが、罵詈雑言を浴びせられた挙句、隣国斉で横死しています。 そもそも魯公の内臣が斉に再就職する筈がないのですが、現地の政争に口を挟んで犬死しているように見せかけています。 実は、その際に死んだのは斉の国政に関与していた宦官で、字が「子我」なのです。 本来、後世の歴史家は宰我と呼んで「子我」と言う表記を避けたのは、そもそも孔子の弟子でない(従って孔子から新たに字を受けていない)宰我の字が「子我」では無かったためでないでしょうか。 それにしても、宰我に対する憎悪は常軌を逸しています。 その理由は、ひょっとしてこの一説にあるのではないでしょうか。 (続く) 追記 真説「春秋」、真説「論語」、並びに真説「孔子」を、故宮崎市定先生に捧げます。 ■
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by 2-shikou
| 2008-05-20 12:39
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